株式会社ANRisは核酸医薬の中でもsiRNA(small interfering RNA)*に着目し、がんや遺伝性疾患等の患者さんに「負担の少ない医療」を提供するために設立されました。siRNA医薬品は、全ての遺伝子を標的とすることが可能ですが、これまでの配列設計法では正常なmRNAも抑制してしまうことが課題でした。そこで、東京大学 程久美子准教授らは、一塩基変異を含むmRNAのみを特異的に抑制することができる革新的な配列設計法、「SNPD-siRNA」(Single Nucleotide Polymorphism-Distinguishable siRNA)を開発しました。

Our Mission


ANRisは、東京大学で培われた「SNPD-siRNA」技術をコアとして、がんや遺伝性疾患を有する人々が生き生きとした人生を送れるよう一人一人に寄り添う医薬品を形作ることを目指します。

社名の由来


siRNAは21-23塩基対からなる低分子二本鎖RNAで、パッセンジャー鎖とガイド鎖が相補的な配列となっています。








”siRNA”という文字列をRNAのパッセンジャー鎖として捉えると、ガイド鎖は”ANRis”と読むことができます。siRNAのガイド鎖のように、患者さんに寄り添った医療を提供できるよう、ANRisと命名いたしました。

ANRis社はドライバー遺伝子変異をターゲットとした様々な疾患に対する医薬品を提供することを目的とした、ハイブリッド型創薬ベンチャーです。世界的に核酸医薬の機運が高まっている今、SNPD-siRNA技術を基に日本の叡智を結集させ、がんや遺伝性疾患をはじめとした様々な疾患に悩む患者さん一人ひとりに寄り添う医療の実現に挑戦して参ります。